国際基督教大学は2019年度、学士と修士を最短5年で取得できる3つの新プログラムをスタートさせる。国際バカロレア教員、外交・国際公務員、責任あるグローバル経営者・金融プロフェッショナルを養成する3プログラムで、リベラルアーツの素養を持つ実務家を輩出することを目指している。

 国際基督教大学によると、3つのプログラムスタートは、2012年度から進めている学士・修士5年プログラムをさらに充実させるのが目的。国連など国際機関や高度な専門性を求められる職場では、学士+αの人材が必要とされているが、日本では他の先進国に比べて修士や博士を修めた高度人材が少なく、これを解消する狙いもある。

 国際バカロレア教員養成プログラムは国内で国際バカロレア教育を導入する学校が増えているのを受け、国際バカロレア教育を担う教員を育てる。国内外の国際バカロレア教育認定校で教職を目指す学生を対象とするコースと、現役の国際バカロレア教育教員を対象とするコースを設ける。

 外交・国際公務員養成プログラムは国際機関で働く日本人を増やすため、外交・公務員キャリアを目指す学生を支援する。責任あるグローバル経営者・金融プロフェッショナル養成プログラムは恒久平和の実現に資するとともに、企業の社会的責任の遂行、非営利団体の社会的重要性の高まりに対応できる人材を養う。

参考:【国際基督教大学】国際的社会人として生きるための「学士+α」を身に付ける 5 年で学士・修士を取得するプログラムを強化(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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