全国7つの外国語大学からなる全国外大連合※は、「ラグビーワールドカップ2019」「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」など、世界的なスポーツの競技大会などの開催に向け、グローバルに活躍するボランティアリーダーの育成を目指し、2019年8月28日から2泊3日のボランティア育成セミナーを開催する。

 全国外大連合のボランティア育成セミナーは2015年8月に始まり、今回で7回目。セミナーでは、各界から講師を招いて講座を開講。語学運用能力を向上させ、スポーツ文化に関する専門知識や、観光に関する知識、コミュニケーション力、異文化理解力、ホスピタリティマインドを身につけたグローバル人材の育成を目指す。これまで通算1,758名が受講した。

 7回目となる今回のセミナーへの受講希望者は210名。スポーツ庁長官の鈴木大地氏による特別講演、筑波大学客員教授の江上いずみ氏によるマナー講座、医療通訳に関する技法やプロ通訳講師による同時通訳技法などの講座も開催される予定。このセミナーに参加した学生は、「人材バンク」への登録ができ、登録をすると、事務局から紹介される各種スポーツ大会や国際イベントでボランティアとして活動ができるようになる。これまで、第3回WBSCいわきU-15野球大会、2017冬季アジア札幌大会など、合計145大会、1,285名にのぼる学生がボランティアとして活躍。現在、1,538名がこの人材バンクに登録している。

※全国外大連合は、関西外国語大学・神田外語大学・京都外国語大学・神戸市外国語大学・東京外国語大学・長崎外国語大学・名古屋外国語大学

参考:【神田外語大学】全国7つの外国語大学で組織される全国外大連合が8月28日~30日まで協同でボランティア育成セミナーを開催します — 英語をはじめとした5言語で通訳・翻訳能力、異文化理解能力等を育成

大学ジャーナルオンライン編集部

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