日本文学振興会が主催する第161回直木三十五賞において、南山短期大学(現・南山大学短期大学部)人間関係科卒業生、大島真寿美さんの「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)魂結(たまむす)び」(文藝春秋)が選ばれた。

 大島真寿美さんは愛知県名古屋市出身。愛知県立昭和高等学校在学中から舞台の脚本を執筆するようになり、1985年から1992年の解散まで劇団「垂直分布」を主宰し、脚本・演出を担当した。

 その後、小説家へ転身し、1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞受賞。2012年『ピエタ』で第9回本屋大賞第3位。2014年『あなたの本当の人生は』が第152回直木三十五賞候補となり、2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞を受賞した。

 受賞作は、江戸時代の大阪・道頓堀を舞台に活躍した人形浄瑠璃の作者、近松半二を主人公にした時代小説で、二度目の直木賞候補での受賞となった。

参考:【南山大学】本学卒業生が「直木賞」受賞

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