熊本大学と国立研究開発法人産業技術総合研究所は、「平成28年熊本地震」からの早期復興に貢献することを目指し、技術協力、人材育成等に係る基本協定を2016年9月20日に締結した。

 今回の協定締結によって、熊本大学と産業技術総合研究所が連携し、地域産業からの多様で複雑な技術ニーズに対して、相互の知識・技術・人材を活かして技術的支援を行う。また、熊本大学では、「平成28年熊本地震」によって研究施設の損壊などの被害が出たため、産業技術総合研究所で学生を受け入れ、研究・教育活動を行うこともこの協定締結の目的。まずは10名程度を受け入れる予定という。

 今後は、熊本大学と産業技術総合研究所のそれぞれのコーディネーターが連携し熊本地域の企業訪問等による技術相談を開始するとともに、地元産業界を交えた実務的な協議会を定期的に開催して効果的・効率的な支援を実施するほか、2017年2月頃には、熊本大学で開催される技術交流会において、地域企業のニーズと熊本大学及び産業技術総合研究所が有する技術シーズとのマッチング等を行う予定。

大学ジャーナルオンライン編集部

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