早稲田大学と山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学は文部科学省の2017年度次世代アントレプレナー(起業家)育成事業の採択を受け、東京都新宿区早稲田鶴巻町の早稲田大学早稲田キャンパスで31日、大学間協定を締結した。

 早稲田大学によると、調印式には早稲田大学の鎌田薫総長、山形大学の小山清人学長、東京理科大学の藤嶋昭学長、滋賀医科大学の塩田浩平学長らが出席、協定書に調印して大学間の連携推進を約束した。

 早稲田大学など4校は主幹機関を早稲田大学、協働機関を山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学として連携を進める。ほかに、富山県、多摩美術大学、本田技術研究所、大川ドリーム基金など31機関が協力して、将来のグローバルリーダーとなる起業家人材のすそ野を広げるとともに、実際に新規事業を創出できる人材を文理融合で養成する。将来は4校を起業家育成の拠点に育て、日本のベンチャー・エコシステム構築に貢献することも目指す。

 次世代アントレプレナー育成事業は、これまでに各地の大学が進めてきた起業家育成教育で得られた成果や課題を踏まえ、大学での研究開発成果などを基にした新事業に挑む人材の育成、ベンチャー・エコシステムの構築を目指している。
2017年度は早稲田大学など4校のほか、東北大学など6校、東京大学など4校、名古屋大学など5校、九州大学など4校の計5グループが採択されている。

大学ジャーナルオンライン編集部

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