金沢星稜大学(石川県金沢市)の人文学部国際文化学科2名(現3年次生)が「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」に採用され、2018年2月11日に石川を出発、米国ニューヨーク国連本部にて2週間にわたり研修を行った。

 石川県では2009年度より、県内の学生、または石川県出身の学生を国連本部に派遣し、現役職員から直接、国連の活動、国連を取り巻く世界情勢などについて講義を受ける「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」を実施。目的は、国際社会で活躍する若者の輩出と石川県の高等教育機関の魅力向上を図るためである。

 このプログラムでは、書類審査と面接選考によって応募者の中から毎年8名の学生を採用。今回2017年度は28名の応募があり、金沢星稜大学からは2名が選出された。

 2018年3月27日には、報告会が石川県政記念しいのき迎賓館にて開催。参加した学生らは、安全保障、途上国への経済社会開発、人権問題など国連活動についての理解を報告。また、このプログラムに参加したことで得た「気づき」から、自分の将来像、そして今の自分がすべきことについて話し合った。

 なお、同プログラムにおいて、金沢星稜大学では2012年に1名採用の実績はあるが、2名が選出されたのは初めて。採用された2名は金沢星稜大学の留学プログラムを利用して1年次~2年次にかけてアイルランドの大学への留学も経験している。

参考:【金沢星稜大学】「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」に参加した2名が報告会を実施

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大学ジャーナルオンライン編集部

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