2018年12月15日(土)、渋谷キャンパス学生ホールにて、女子大生の視点から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をどう盛り上げていくかを考える「女子大生フォーラム2018」が開催され、青山学院大学、京都光華女子大学、慶應義塾大学、成蹊大学、津田塾大学、東京女子体育大学、武蔵野大学、実践女子大学などの学生や関係者ら約70名が参加した。本フォーラムは2015年度から始まり4回目の開催で、株式会社大川印刷、近畿日本ツーリスト首都圏などの協力を受け、「東京2020参画プログラム」として行われた。

 当日は、第一部として、「SDGsとオリンピック・パラリンピックを考える」と題し、SDGs経営の先駆的企業である株式会社大川印刷の大川哲郎社長を迎え、基調講演に続き、SDGsとオリンピック・パラリンピックとの関わりを考えるワークショップを行った。第二部では、近畿日本ツーリスト首都圏の協力で、パラリンピック競技「ボッチャ競技大会」とVRフェンシングの体験、第三部では実践女子大学礼法研究会のメンバーによる箸袋の製作と美しいお箸の作法について学んだ。第4部フォーラムの仕上げは情報交換会、ビンゴ大会などの趣向もあり、参加された学生たちの盛り上がりは最高潮に達した。

 今回のフォーラムは、企画と当日の運営を8名のオリンピック・パラリンピックプロジェクトの学生たち自身で行った。

<本フォーラムに参加した学生のコメント>
◆「SDGS」というテーマを通してオリンピック・パラリンピックを考えられたこと、さまざまな価値観を持つ大学生と話したことで、自分の視野が何倍にも広がったと思います。(美学美術史学科2年)
◆普段交流することのできない他大学の方々と共に作り上げる女子大生フォーラムを運営する側で参加させていただいて、とても貴重な経験になりました。(英文学科2年)
◆考えていた以上に競技の体験が盛り上がり、参加いただいた学生たちが喜んでくれた姿をみて、とてもやりがいを感じました。(人間社会学科1年)
 
<本フォーラムを企画した文学部国文学科・オリンピック・パラリンピック事業連携推進室  深澤教授のコメント>
 今年は、「オープン講座a」という科目を履修した2年生と1年生、合わせて8名の学生たちが、主体性を発揮して、素晴らしいフォーラムを創り上げてくれました。オリンピック・パラリンピックにおける3つの価値、「スポーツ・文化・教育」を盛り込んだプログラムに参加いただくことで、高い視座、広い視野で、オリンピック・パラリンピックを考えられる学生へ成長して欲しいと願い開催をいたしました。ご協力いただきました大川印刷の大川社長、近畿日本ツーリスト首都圏様、礼法研究部のメンバーに心から感謝いたします。そして本学に集結いただいた学生の皆さん、本当にありがとうございました。

参考:実践女子大学

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。