文部科学省は大学における数理・データサイエンス教育の協力校として東北大学、広島大学など20校を選んだ。2016年度に選定した滋賀大学、大阪大学などデータサイエンス拠点大学6校の取り組みを全国展開するのが目的で、拠点大学と協力校の連携でデータサイエンス教育をさらに充実させる。

 文科省は全国の大学からデータサイエンス教育の協力校を募り、各大学の校内ビジョン、他大学への展開方針、構想の実施体制などを審査し、協力校20校を選んだ。選ばれたのは東北大学、広島大学のほか、北見工業大学、山形大学、筑波大学、宇都宮大学、群馬大学、千葉大学、お茶の水女子大学、新潟大学、長岡技術科学大学、静岡大学、名古屋大学、豊橋技術科学大学、神戸大学、島根大学、岡山大学、愛媛大学、宮崎大学、琉球大学。

 文科省は膨大なデータが産出される時代に日本が国際競争力を高め、成長を果たすのにデータサイエンス教育の浸透が不可欠として、2016年度に滋賀大学、大阪大学、北海道大学、東京大学、京都大学、九州大学の6校を拠点大学に選んだ。今後、拠点大学と協力校が連携を深め、各地域でワークショップを開催するなどしてデータサイエンス教育の普及を加速させたい考え。協力校の選定から漏れた大学に対しても、近隣大学と連携を深めてデータサイエンス教育の充実に取り組むよう求めている。

参考:【文部科学省】「大学における数理・データサイエンス教育の全国展開」の協力校の選定について

大学ジャーナルオンライン編集部

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