早稲田大学は、2019年8月21日から24日まで、長崎県において校友連携プログラム「先輩に会いに行こう!」を開催する。

 現在約5万人の学生が在籍する早稲田大学は、そのうちの約1万5千人が1都3県以外からの学生、約7,900人(2019年度現在)が外国人学生となっている。現在、地方創生が国家的な重要課題として位置付けられる中、大学として、UIターン就職や地方活性化に通じる起業等で地方に貢献できる人材を育成することは、早稲田大学が担うべき重要な責務のひとつと考えている。

 校友連携プログラム「先輩に会いに行こう!」は、早稲田大学における地域連携の一環として、2017年9月に開始。早稲田大学の現役学生が日本各地で活躍する早稲田の先輩(校友)を訪問し、地域での生活を体験しながら先輩の話を聞くというもの。早稲田大学と全国の校友会支部(卒業生の組織)の連携により実現したプログラム。先輩たちが卒業後どのような人生を送り、今、地域で何にこだわりながら、どのような夢に向かっているのか。現役の学生が、実際に地域で活躍している先輩の話を聞くことで、今後の進路や人生に気づきをもたらし、また、地方の現実や魅力を深く知り、将来地方で働くことを目指すきっかけにもなる。

 今回開催する長崎県において校友連携プログラム「先輩に会いに行こう!」の参加学生は、6名。学生の訪問先となる先輩は、創業220年余の老舗和菓子店、株式会社菓秀苑森長の代表取締役、森淳さん(理工学部卒)。森さんが生み出した「半熟生カステラ」は累計30万個を超える大ヒット商品となり、長崎土産の新たな定番となっている。このほか、長崎県庁、長崎新聞社、環境エネルギー事業(太陽光発電、バイオマス発電)、コミュニティーガス事業、個別指導塾に携わる先輩も訪問する予定。

参考:【早稲田大学】【参加者募集中】この夏は、先輩に会いに行こう!

大学ジャーナルオンライン編集部

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