英国の国際文化交流機関・ブリティッシュ・カウンシルは2019年12月7~9日、横浜市西区みなとみらいのパシフィコ横浜などで英語力評価の課題について検討する国際学術会議を開催する。日本の英語教育が大きな節目を迎える2020年を前に、政策立案者や教育の専門家、研究者らが一堂に会し、意見交換する。

 ブリティッシュ・カウンシルによると、7日は横浜市保土ケ谷区常磐台の横浜国立大学で事前ワークショップが開かれ、アイトラッキングセミナー、オンラインラーニング、統計の3テーマについて専門家が掘り下げた討論をする。

 8、9の両日はメイン会場のパシフィコ横浜で上智大学大学院言語科学研究科の渡部良典教授の「2019年度全国英語試験結果の批判的分析」、ブリティッシュ・カウンシル英語アセスメント研究部門主席のバリー・オサリバン教授の「日本における包括的学習システムの策定」などをテーマに全体会議が開かれる。

 このほか、メルボルン大学のヨセフ・ロ・ビアンコ教授、ロンドン大学のタリア・アイザックス博士らが登壇、日本の入試改革の評価のあり方や方向性、アジア諸国の実例などについて意見を交わす。

 この会議は2013年に中国北京で初開催された英語評価に関する世界最大級の国際会議で、今回が7回目。日本での開催は2014年以来、2回目になる。

参考:【ブリティッシュ・カウンシル】英語教育の新たな方向性 ― New Directions 2019

横浜国立大学

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1949(昭和24)年に4つの学校が母体となって横浜国立大学は誕生しました。現実の社会との関わりを重視する「実践性」、新しい試みを意欲的に推進する「先進性」、社会全体に大きく門戸を開く「開放性」、海外との交流を促進する「国際性」の4つを理念とし世界をフィールド[…]

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