筑波大学は全国の中学生、高校生を対象とした未来を創る科学技術人材育成プログラムの2016年度新規受講生を募集する。募集期間は7月1日から8月末まで。9月から2017年8月までが受講期間となる。

 筑波大学によると、募集されるコースは自主研究をしている生徒を対象としたスーパーサイエンス、科学技術オリンピックを目指す生徒が対象の科学トップリーダー、今は自主研究をしていないが、科学に興味を持つ生徒を対象としたチャレンジの3つ。

 スーパーサイエンスと科学トップリーダーは各30人、チャレンジは若干人。2カ月に1回程度、筑波大学で講義がある以外は、受講生1人に教員、大学院生各1人がつき、オンラインでサポートする。参加費は無料。筑波大学までの交通費は自己負担となる。海外派遣の場合、現地までの航空券、宿泊費は大学側が負担する。

 応募は筑波大学ホームページから必要書類をダウンロードし、郵送、宅配便で送る。スーパーサイエンスコースは研究内容が具体的に分かる資料、科学トップリーダーコースは科学技術オリンピック国内予選の成績が分かる資料の添付が必要。選考委員の書類審査で受講生を選ぶ。

 筑波大学は科学技術振興機構から2014年度のグローバルサイエンスキャンパスに選ばれ、未来を創る科学技術人材育成プログラムを始めた。受講生は国内外の科学コンテストで高い実績を上げているという。

筑波大学

文系、理系から体育、芸術にまで及ぶ学問を探求し、学際融合、国際化への挑戦を建学の理念とする未来構想大学。

筑波大学は1872(明治)年に開校されたわが国初の師範学校が始まりです。その後、昭和48年に移転を機に東京教育大学から筑波大学へと変わりました。現在の教育体制は9学群、23学類ですが、学生は枠組みを超えて講義を受けることができ、創造的な知性と豊かな人間性を備え[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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