2016年の公認会計士試験の合格発表が11月11日に行われ、中央大学では96名が合格したと発表した(中央大学経理研究所独自調査および公認会計士白門会の調査に基づく)。そのうち、大学内に設置されている「経理研究所」の受講生からは1年生1名、2年生4名が合格。全国で13名いる最年少(19歳)の合格者3名をはじめ、36名が現役合格を果たした。

 公認会計士は、弁護士や医師と並ぶ社会的地位の高い資格と言われており、合格率は例年10%。2016年も受験者数10,256人のうち合格者は1,098名となっている。試験内容の専門性と難しさから大学の正規課程の勉強だけでは合格することが困難とされ、多くの学生たちは外部の専門学校などに通いながら資格取得を目指しているのが実態である。

 今回、最年少3名を含む36名の現役合格者を輩出した経理研究所では、公認会計士や簿記の資格取得をめざす学生を対象とした各種講座を大学のキャンパス内で開講している。同研究所では、公認会計士10名の専任講師による一貫教育を展開しており、大学の授業との両立を図りながら効率的・効果的なベストカリキュラムを提供し、現役合格率46.7%という高い実績をあげている。通学時間もかからず、大学の授業との時間割の重複もほとんどないため、資格取得をめざす学生が毎年500人以上、学部・学科を問わず受講している。

 さらに、学習相談や個別指導など進度に合わせたサポート体制も整備しているほか、卒業生らのヒューマンネットワークを活用した合格者の就職サポートもおこなっており、毎年多くの合格者が大手監査法人への就職を果たしている。

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多様な教育により養われた「行動する知性。」は世界と日本の「中央」へ

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大学ジャーナルオンライン編集部

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