山口大学小串キャンパスで、2017年1月27日、臨床実習を開始する医学部医学科の4年生を対象とした白衣着衣式が行われた。

 白衣着衣式は、医学部医学科の4年生が臨床実習開始前に、改めて医学生としての自覚と責任を喚起することを目的として行われるもの。4年生105名が出席した。式では、谷澤幸生医学部長から「医師は一生涯患者さんから学ぶことになります。医学生として、少しでも患者さんに還元する気持ちで実習に臨んで下さい。」と訓示があり、4年生総代の口分田 啓さんにStudent Doctor認定証が授与された。

 Student Doctor認定証とは、全国80医学系大学が参加している医療系大学間共用試験実施評価機構が行うCBT(医学知識を問う試験)およびOSCE(基本的診療技能・態度、手技を問う試験)に合格した医学生に発行され、Student Doctor(医学実習生)としての質を保証するもの。

 式の最後には、4年生全員に大学ロゴマークが入った白衣が授与され、新たな白衣を身にまとった口分田さんが学生を代表して、「山口大学の看板を背負うことを自覚し、地域社会への貢献のため、日々精進していきます。」と宣誓。医学科4年生は、2017年1月30日から12月までの約11か月間、山口大学医学部附属病院において臨床実習を行い、医療現場で様々な経験を積んでいく。

大学ジャーナルオンライン編集部

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