内閣府では、2020年開催のオリンピックに向け、日本発の科学技術イノベーションを創出する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術イノベーションの取組に関するタスクフォース」を結成。“9つ”の科学技術イノベーション・プロジェクトを推進している。その活動を紹介するシンポジウムが2016年3月10日に開催され、開催報告が内閣府のホームページで公開された。

 シンポジウムには、約400名の業界関係者が参加し、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向け、内閣府が推進する“9つ”の科学技術イノベーションプロジェクトの最新技術などが紹介された。

 “9つ”のプロジェクトには、大阪大学や埼玉大学、東芝などが取り組む、ゲリラ豪雨などの突発的自然災害の情報を正確かつ時間的余裕をもって提供し、安全な大会運営の実現と来訪者の安全な滞在を確保するための「ゲリラ豪雨・竜巻事前予測」や、大学等研究機関などが取り組む、海外からの来訪者とストレスフリーなコミュニケーションを実現するため、多言語音声翻訳システムなど使った「スマートホスピタリティ」などがある。

 シンポジウムでは、筑波大学の川本雅之教授など有識者5名によるパネルディスカッションも実施。“9つのプロジェクト”の現状と展望、さらに生活者視点からみた社会への実利用可能性について意見が交わされた。

参考:【内閣府】2020年に向けた科学技術イノベーション シンポジウム 開催報告

埼玉大学

自他共に誇れる「知の府」として、現代が抱える課題の解決を図る人材を育成する。

1873(明治6)年に埼玉県小学校教員養成のために創設された学校改正局から始まり、現在では5学部、3大学院研究科を有する総合大学として、専門性を軸に幅広い教養を備えた人材の育成に努めるとともに、地球規模での人類的課題や地域社会が抱える現実的課題に応える研究を積[…]

大阪大学

物事の本質を見極め、世界に羽ばたく。 「地域に生き世界に伸びる」ことをモットーに社会の課題に応える。

多様性を受け入れ、変化への柔軟性を発揮し、個性を貴ぶ気風。個々の優れた潜在力を活かし、「一人ひとりの真価」を「阪大の進化」に繋げていくことで大学の基盤を築いていきます。 「対話の促進」「自律性の堅持」の基本理念を特に重視し、キャンパス内で広く実行されていくこ[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。