理化学研究所、東京工業大学、九州大学、富士通、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド)の共同研究でスーパーコンピュータ「京」が、11月に発表されたビッグデータ処理に関するスーパーコンピュータの国際的なランキングGraph500において第1位を獲得しました。2015年7月に続く成果です。
科学研究などで用いられる一般的なシミュレーションではコンピュータが得意な規則的な計算が多いのに対して、グラフ解析は不規則な計算が大半を占めています。これに対応できるコンピュータの性能の高さを示す結果となりました。同時にコンピュータの性能を最大限に活かすためのソフトウェアの技術の高さを示すものでもあります。
今後はプログラムの改良によってさらなる性能向上を目指していく予定です。これによって社会が抱える課題解決に貢献していくとしています。