実践女子大学短期学部は、オンライン学習サービス「スタディサプリ」を活用した新入生向けのリメディアル教育をスタートした。

 リメディアル教育は、大学の授業に対する学習不安をサポートするために、入学前や入学後に行われる補習や補講を指す。実践女子大学短期大学部は、新入生の基礎学力向上を重視し、「教科教育の復習」と「学習習慣の定着」が不可欠であると考えた。その具体策として、株式会社リクルートマーケティングパートナーズの協力で、e-Learning教材「スタディサプリ」を導入。多彩な講座ラインアップにより、学生のレベルに応じた柔軟なリメディアル教育プログラムが提供されることとなった。

 新入生(日本語コミュニケーション学科103名、英語コミュニケーション学科120名)は、入学時に実施した到達度テストの結果を受けて受講プログラムを決定。2016年5月9日から授業の空き時間などに、パソコンやスマートフォンなどのプラットフォームで、英語・国語・数学の3教科を中心とするビデオ講義を受講する。定められた課題への回答や学修状況の確認、振り返りをウェブ上で行うなど、効率的な自学自習に取り組んでいる。 

 学生ごとの受講状況は教職員が確認し、学生への声掛けや面談を通して、学習習慣の定着を図る。2016年9月には、到達度検証テストの実施を予定しており、その結果や学修状況の分析を通じて、さらに有効なリメディアル教育の手法を検討、開発していく。

大学ジャーナルオンライン編集部

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