名古屋大学と名古屋工業大学は、業務用厨房機器メーカー大手のホシザキ電機株式会社(愛知県豊明市)の坂本精志氏会長兼社長らの寄附による給付型奨学金「ホシザキ奨学金」を設立した。

 「ホシザキ奨学金」は、坂本ドネイション・ファウンデイション株式会社の社長でもある坂本精志氏と坂本春代取締役の寄附を受けて設立された。両氏が保有する株式を寄附として受け入れ、その配当金を原資に運用する仕組みで、奨学金としては日本初の取り組みとなっている。

 坂本両氏の「強い意欲と高い能力を持ちながら、経済的理由で修学が困難な学生を支援したい」という意向に基づき、経済的に困窮した学生を対象に、修学に必要な資金を返還不要の奨学金として給付する予定。基本的には、将来ものづくりに関係する職業に携わることを希望する学生への給付を予定しているが、給付者の卒業、修了後の進路について、具体的な制約などを設けるものではないという。

名古屋工業大学

実践的工学エリートの養成。 多様な人材との交流を通じて「自ら育つキャンパス」

「科学技術で未来社会を創るという高い志を育む教育」を目指し、歴史、文化、社会の発展を世界的な視野で理解し、科学と技術を新しい社会の創造に繋げる人材を育成します。 多様な人材が協働するキャンパスを目指し、国際的なダイバーシティ環境の整備を推進。留学生入学拡大の[…]

名古屋大学

総合的かつ自主的な判断力を持つ豊かな人間性を有する人材の育成

基礎技術を「ものづくり」に結実させ、そのための仕組みや制度である「ことづくり」を構想し、数々の世界的な学術と産業を生む「ひとづくり」に努める風土と、既存の権威にとらわれない自由闊達な学風の上に、真の勇気と知性をもった未来を切り拓く人を育てます。[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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